「朝から晩までテレビをつけている」
「以前は趣味があったのに、最近はテレビを見るだけになった」
「何かしてほしいと声をかけても、テレビの前から動こうとしない」
高齢のご家族にこのような様子がみられると、「このままで大丈夫なのか」「認知症が進んでしまうのではないか」と心配になることがあります。
しかし、テレビを長く見ていることだけで、意欲低下や認知症と判断することはできません。
本人にとってテレビが大切な楽しみになっている場合もあれば、体力低下、痛み、視力や聴力の変化、外出機会の減少、孤独感、気分の落ち込み、認知機能の変化などにより、ほかに選べる活動が少なくなっている場合もあります。
この記事では、現役の作業療法士が、高齢者がテレビばかり見るときに考えたい背景と、テレビを無理に取り上げず、生活の中へ活動や楽しみを増やす工夫について解説します。
大切なお知らせ
以前楽しんでいたことへ興味を示さなくなった、食事や身だしなみがおろそかになった、一日中横になっている、強い眠気が続く、短期間で行動が大きく変わった場合は、体調不良、薬の影響、うつ状態、認知症などが関係している可能性があります。
本人の性格や「怠け」と決めつけず、主治医や地域包括支援センター、ケアマネジャーなどへ相談してください。
テレビを長く見ること自体が問題とは限らない
テレビを見る時間には個人差があります。
ニュース、ドラマ、スポーツ、歌番組などを楽しみ、視聴後には食事や入浴、家事、会話なども行えているのであれば、テレビは本人にとって大切な余暇活動の一つです。
また、テレビには次のような役割もあります。
- 好きな番組を楽しむ
- ニュースや天気を知る
- 時間や曜日を意識する
- 寂しさや静けさを和らげる
- 昔の出来事を思い出す
- 家族との会話のきっかけにする
- スポーツや音楽を通じて感情を動かす
したがって、視聴時間の長さだけで「悪い習慣」と決めつける必要はありません。
一方で、長時間座ったまま過ごし、身体活動や人との交流、食事、睡眠などに影響している場合は、生活全体を見直す必要があります。世界保健機関は、高齢者を含む成人に対して、座位時間を減らし、可能な範囲で身体活動へ置き換えることを勧めています。
参考:World Health Organization「WHO guidelines on physical activity and sedentary behaviour」
まず確認したい「生活への影響」
「何時間見ているか」だけではなく、テレビ視聴によって次のような変化が起きていないかを確認します。
- 食事や水分摂取を忘れる
- 入浴、着替え、服薬などが後回しになる
- 夜遅くまで見て、昼夜の生活リズムが乱れている
- 長時間ほとんど身体を動かしていない
- 家族や周囲との会話が著しく減っている
- 外出や通所サービスを断るようになった
- 以前の趣味にまったく関心を示さなくなった
- テレビを見ていても内容を楽しんでいる様子がない
- いつも同じ姿勢で、痛みやむくみが強くなっている
- 消してもすぐにつけるが、番組を選んでいる様子がない
テレビを楽しんでいるのか、それとも他にすることがなく、習慣的につけているだけなのかを見分けることが大切です。

高齢者がテレビばかり見るときに考えられる原因
1.テレビが本人にとって大切な楽しみになっている
最初に確認したいのは、テレビ視聴が本当に「困った行動」なのかという点です。
スポーツ中継、時代劇、歌番組、旅行番組などを心待ちにしている方もいます。
長年続けてきた楽しみを、家族の価値観だけで減らすと、本人の不満や孤独感につながる場合があります。
確認したいこと
- 特に楽しみにしている番組があるか
- 番組の内容を家族へ話すか
- 視聴中に笑ったり、応援したりしているか
- 番組表を見て自分で選んでいるか
- 視聴後にほかの活動へ切り替えられるか
本人が楽しみとして主体的に見ているのであれば、テレビをやめさせるのではなく、生活の中で無理のないバランスを考えます。
2.テレビ以外に選べる活動が少ない
仕事や家事、地域活動などの役割が減ると、自由な時間が急に増えることがあります。
さらに、友人との交流、趣味の集まり、外出先などが減ると、「何をすればよいか分からない」状態になりやすくなります。
テレビは準備がいらず、一人でも始められるため、ほかの活動より選びやすいのです。
背景として考えられること
- 退職や家事役割の減少
- 配偶者や友人との死別
- 趣味仲間の減少
- デイサービスなどの利用機会が少ない
- 家族が不在の時間が長い
- 道具や材料を自分で準備しにくい
- 活動の始め方が分からない
- 家族が安全を心配し、本人の行動を制限している
この場合は、「テレビを消してください」と伝えるより、本人が選べる別の過ごし方を用意することが大切です。
3.体力低下や痛みで活動しにくい
テレビの前から動かないように見えても、本人は動きたくないのではなく、動くと疲れる、痛い、転ぶのが怖いと感じている場合があります。
例えば、次のような状態です。
- 歩くと息切れする
- 膝や腰が痛い
- 立ち上がるのに時間がかかる
- 転倒への不安がある
- 車いすや歩行器を使いにくい
- 外出すると強く疲れる
- 午後になると眠気や疲労が強い
身体活動は健康維持に重要ですが、本人の身体状況を無視して運動を勧めるのは適切ではありません。
まず、動きにくさの原因を確認し、必要に応じて医師、作業療法士、理学療法士などへ相談します。
4.視力や聴力の変化でほかの活動が難しい
新聞や読書、手芸などは、文字や細かな手元を見る必要があります。
一方、テレビは画面が大きく、音も出るため、視力や手指機能が低下した方でも利用しやすい場合があります。
また、会話が聞き取りにくくなり、人との交流を避けている可能性もあります。
確認したいこと
- 眼鏡が合っているか
- 文字を読むと目が疲れないか
- 補聴器が正しく使えているか
- テレビの音量が以前より大きくなっていないか
- 会話中に聞き返すことが増えていないか
- 手芸や書字で手元が見えにくくないか
テレビ以外の活動を勧める前に、視力や聴力、道具の使いやすさを確認しましょう。
5.孤独感や人との交流の減少
一人で過ごす時間が長い方にとって、テレビの音や出演者の会話が、部屋の静けさを和らげている場合があります。
そのためテレビを消すと、「静かすぎて寂しい」「誰もいない感じがする」と不安になる方もいます。
社会的孤立とは人との接触が少ない状態、孤独感とは一人でいることをつらいと感じる主観的な状態です。両者は同じではありませんが、社会的孤立や孤独感は、高齢者の心身の健康と関連することが報告されています。
参考:CDC(米国疾病予防管理センター):「Health Effects of Social Isolation and Loneliness」
参考:National Institute on Aging「Healthy Aging Tips for the Older Adults in Your Life」
支援のヒント
- 定期的に電話や短い会話の時間を作る
- 好きな番組について感想を聞く
- 家族と一緒に番組を見る
- 本人が負担に感じない交流方法を探す
- 地域の通いの場やデイサービスを検討する
- 友人や親族と連絡を取れるよう支援する
交流を増やすこと自体を目標にせず、本人がどの程度の関わりを心地よいと感じるかを大切にします。
6.気分の落ち込みやうつ状態
以前楽しんでいた趣味に興味を示さず、テレビをつけたままぼんやりしている場合は、うつ状態が関係している可能性があります。
高齢者のうつでは、悲しそうに見えるとは限りません。興味や喜びの低下、疲れやすさ、睡眠や食欲の変化、動作の遅さ、集中しにくさなどとして現れる場合があります。うつは加齢による当然の変化ではなく、治療や支援が必要な状態です。
参考:National Institute on Aging「4 Things To Know About Depression and Older Adults」
参考:National Institute on Aging「Depression and Older Adults」
相談を検討したい様子
- 以前好きだったことをほとんどしなくなった
- 「何をしても楽しくない」と話す
- 食欲や体重が変化した
- 眠れない、または寝ている時間が増えた
- 自分を責める発言が増えた
- 疲れや気力低下が続いている
- 身だしなみや家事へ関心を示さない
- 「生きていても仕方がない」などの発言がある
こうした変化が続く場合は、脳トレや趣味を勧めることだけで対応せず、早めに医療機関へ相談してください。
7.意欲低下(アパシー)が関係している
意欲低下は、うつ状態と似て見える場合があります。
本人が悲しさを強く訴えなくても、自分から活動を始めない、周囲へ関心を示さない、促されないと動かないといった状態がみられることがあります。
国立長寿医療研究センターは、「元気がない」状態の背景には、うつだけでなく、身体疾患、薬剤、せん妄、認知症に伴うアパシーなど、異なる原因があり得ると説明しています。
参考:国立長寿医療研究センター「『元気のない』高齢者の見極め方について」
本人を「やる気がない」と責めず、以前との変化、体調、薬、認知機能などを専門職と確認することが重要です。
8.認知機能の変化で活動を始めにくい
認知機能の変化によって、
- 何をすればよいか思いつかない
- 活動の手順を組み立てられない
- 道具の使い方が分からない
- 活動を始めるきっかけをつかみにくい
- 以前好きだったことを忘れている
- 複数の選択肢から選べない
といった状態になる場合があります。
テレビはリモコンを押すだけで始められるため、ほかの活動より選ばれやすくなります。
ただし、「テレビばかり見る」という行動だけで認知症と判断することはできません。
物忘れ、時間や場所の混乱、家事の失敗、金銭管理の変化など、ほかの生活上の変化も含めて確認します。
9.長年の生活習慣になっている
テレビをつけたまま過ごすことが、何十年も続く習慣になっている方もいます。
- 朝食時はニュース
- 昼食後は時代劇
- 夕方は相撲や情報番組
- 夜はドラマ
というように、番組が一日の目印になっていることもあります。
この場合、突然テレビを禁止すると生活リズムを崩したり、楽しみを奪ったりする可能性があります。
すべてを変えるのではなく、番組と番組の間に短い活動を加える方法が現実的です。
テレビ以外の活動を増やす前に観察したいこと
家族が「何かしてほしい」と思っても、本人に合わない活動を用意すると続きません。
まず、次の点を観察します。
- どの番組を選んでいるか
- どの時間帯にテレビを見るか
- 本当に内容を楽しんでいるか
- 誰かと一緒なら活動できるか
- 午前と午後で体力に違いがあるか
- 座ってできることなら取り組めるか
- 以前好きだったことは何か
- 目や耳、手指に使いにくさがないか
- 声をかけると始められるか
- 準備を手伝えば続けられるか
本人に「何がしたい?」と聞いても答えられない場合があります。
そのようなときは、抽象的に質問するのではなく、
「塗り絵と新聞なら、どちらがよさそうですか」
「お茶を飲みながら写真を見ませんか」
のように、具体的な選択肢を少数提示します。
テレビを無理にやめさせず、活動を増やす工夫
1.テレビを取り上げない
最初からテレビを消したり、視聴時間を厳しく制限したりすると、本人の反発や不安につながる場合があります。
まずはテレビを残しながら、別の活動を少し加えます。
例えば、
- 番組が終わったらお茶を入れる
- CMの時間に立ち上がる
- 午前中に一度だけ庭やベランダへ出る
- 好きな番組の前に洗濯物を畳む
- 番組を見ながら家族と感想を話す
などです。
テレビを「やめさせる対象」ではなく、活動を始める合図や会話の材料として活用します。
2.好きな番組を活動の入口にする
テレビ番組から本人の興味を探せます。
旅番組が好きな方
- 地図や旅行写真を見る
- 昔行った場所について話す
- ご当地料理を一緒に選ぶ
歌番組が好きな方
- 一緒に歌う
- 歌詞カードを見る
- 昔好きだった歌手について話す
料理番組が好きな方
- 食べたい料理を選ぶ
- 盛り付けや野菜を洗う作業を依頼する
- レシピ写真を見る
スポーツが好きな方
- 選手や試合結果を話題にする
- 応援しながら腕を動かす
- 過去の競技経験を聞く
テレビを受動的な活動と決めつけず、会話・回想・身体活動・家事参加へつなげられないかを考えます。
3.短時間で終わる活動から始める
長い活動を提案すると、始める前から負担に感じることがあります。
最初は5分程度でも十分です。
- 郵便物を一緒に確認する
- タオルを数枚畳む
- 花へ水をあげる
- 写真を1枚見る
- ぬりえを少しだけ塗る
- 簡単な計算を数問行う
- テーブルを拭く
- お茶を用意する
途中でやめても失敗ではありません。
完璧に続けることより、本人が無理なく始められたことを大切にします。
4.「運動しましょう」ではなく、生活の中で動く
運動を勧められることに抵抗を感じる方もいます。
そのような場合は、運動という言葉を使わず、生活の中の動作を増やします。
- 飲み物を自分で取りに行く
- 洗濯物を運ぶ
- 植物の世話をする
- 短い距離を一緒に歩く
- テレビ体操の一部分だけ行う
- 座ったまま足首を動かす
身体状況によって安全な活動量は異なるため、痛み、息切れ、転倒リスクがある場合は、医師やリハビリ専門職へ相談してください。
5.準備の負担を減らす
本人が活動を始めない理由は、興味がないからではなく、準備が難しいからかもしれません。
例えば塗り絵なら、
- 図柄を選ぶ
- 印刷する
- 色鉛筆を探す
- 机を片付ける
- 適切な場所へ座る
という複数の手順が必要です。
家族や支援者が、用紙と色鉛筆をすぐ使える状態で用意すると、取り組める場合があります。
ただし、すべてを先回りして本人の役割を奪わないよう、どこまで支援すれば始められるかを観察します。
6.本人が担える役割を探す
余暇活動だけでなく、家庭や生活の中の役割も大切です。
- タオルを畳む
- 箸を並べる
- 新聞を取りに行く
- 植物の水やり
- 予定表へ印を付ける
- 家族へ天気予報を伝える
- ペットへ餌をあげる
- 写真を整理する
役割は「訓練」として与えるのではなく、本人が家庭の一員として参加できる形にします。
できた量や速さよりも、本人が参加できたことを大切にしましょう。
7.家族が一緒に始める
「テレビばかり見ないで、何かしたら」と言われても、本人が一人で活動を始めるのは難しいことがあります。
次のような誘い方が自然です。
「一緒にお茶を飲みませんか」
「この写真、誰だったか教えてください」
「タオルを少し手伝ってもらえますか」
「この絵、どんな色が合うと思いますか」
「あなたのためにやりましょう」ではなく、家族が一緒に行うことや、本人の力を借りる形にすると参加しやすい場合があります。
脳トレ・ぬりえプリントの位置付け
脳トレやぬりえは、テレビ以外の活動を増やす選択肢の一つです。
ただし、プリントへ取り組めば意欲や認知機能が改善する、テレビ視聴が減るとは限りません。
教材は次のような目的で活用します。
- 短時間で取り組める余暇活動
- 好きなテーマを通じた楽しみ
- 家族や支援者との会話のきっかけ
- 一日の中で活動を切り替えるきっかけ
- 本人の得意なことや好みを知る機会
本人が嫌がる場合は無理に勧めません。
計算が苦手な方へ計算課題を勧めるなど、家族が良いと思う教材と本人が楽しめる活動が一致しないこともあります。
当サイトで利用できる無料教材
季節や花を楽しめるぬりえ
色選びや季節の話を楽しみたい方へ向いています。
足し算や引き算に取り組める教材
計算が好きな方や、短時間の課題を好む方へ活用できます。
数字や文字を探す教材
探す活動が好きな方へ活用できます。
本教材は、活動や余暇の選択肢の一つです。特定の症状の改善や認知症予防の効果を保証するものではありません。
🌿 作業療法士からのポイント
高齢の家族がテレビばかり見ていると、「何もしないと衰えてしまう」「もっと活動してほしい」と焦ることがあります。
しかし、本人にとっては、テレビが一日の楽しみや安心できる時間になっているかもしれません。
まずはテレビを減らすことより、次の点を確認してみましょう。
- テレビを本当に楽しんでいるか
- ほかの活動をしにくい理由がないか
- 疲れや痛みがないか
- 人と会う機会が減っていないか
- 過去に好きだった活動は何か
- 準備を手伝えば取り組めるか
- 家族と一緒なら参加できるか
本人を変えようとするのではなく、今の生活の中に、本人が選べる小さな活動を一つ増やすことから始めましょう。
テレビを見ない完璧な生活を目指す必要はありません。
ご本人が大切にしている楽しみを残しながら、身体を動かす時間、人と話す時間、役割を持つ時間などを少しずつ加えていくことが大切です。
専門職へ相談した方がよい目安
次のような場合は、趣味や脳トレを勧めるだけで対応せず、医療・介護の専門職へ相談してください。
- 以前楽しんでいたことへ急に興味を示さなくなった
- テレビを見ていても反応や表情が乏しい
- 一日中横になっている
- 食欲や体重が変化した
- 夜眠れない、または日中の眠気が強い
- 身だしなみや服薬、食事がおろそかになった
- 物忘れや家事の失敗が急に増えた
- 歩行や立ち上がりが難しくなった
- 痛みや息切れがあり、動けない
- 幻覚、強い混乱、意識状態の変化がある
- 「生きていても仕方がない」などの発言がある
- 家族だけでは生活を支えきれない
相談先としては、主治医、地域包括支援センター、ケアマネジャー、訪問看護師、作業療法士、理学療法士などが考えられます。
急激な意識や行動の変化、片側の手足の動かしにくさ、言葉の出にくさなどがある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
テレビ中心の生活を見直すチェックリスト
テレビの見方
- 本人が番組を選んでいるか
- 番組内容を楽しんでいるか
- テレビが生活の時間の目印になっているか
- 視聴後に別の行動へ移れるか
- テレビが寂しさを紛らわせる役割になっていないか
身体と体調
- 痛みや息切れがないか
- 立ち上がりや歩行に不安がないか
- 強い疲労や眠気がないか
- 視力や聴力に変化がないか
- 薬が最近変更されていないか
気分と認知機能
- 以前好きだったことへの興味が残っているか
- 表情や会話が減っていないか
- 食欲や睡眠が変化していないか
- 活動の始め方が分からない様子がないか
- 物忘れや生活上の失敗が増えていないか
生活環境
- 一人で過ごす時間が長くないか
- 参加できる家庭内の役割があるか
- 活動に必要な道具を準備できるか
- 本人が選べる活動があるか
- 家族と一緒に行えることがあるか
一度にすべてを変える必要はありません。気になる点を一つ選び、本人の反応を確認しながら調整しましょう。
まとめ
高齢者がテレビばかり見る背景には、さまざまな理由があります。
- テレビが大切な楽しみになっている
- ほかに選べる活動が少ない
- 体力低下や痛みがある
- 視力・聴力が変化している
- 孤独感や交流機会の減少がある
- 気分の落ち込みや意欲低下がある
- 認知機能の変化により活動を始めにくい
- 長年の生活習慣になっている
テレビを見ること自体を問題にするのではなく、本人が何を求めてテレビを見ているのか、ほかの活動が減った理由は何かを考えることが重要です。
テレビを無理に取り上げるのではなく、好きな番組や長年の習慣を大切にしながら、会話、役割、身体活動、趣味など、ご本人が選べる時間を少しずつ増やしていきましょう。
完璧に活動的な生活を目指すのではなく、今より一つ、本人が楽しめる選択肢を増やすことから始めてみてください。
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参考資料
- 世界保健機関(World Health Organization)「WHO guidelines on physical activity and sedentary behaviour」
- CDC(米国疾病予防管理センター):「Health Effects of Social Isolation and Loneliness」
- National Institute on Aging「Healthy Aging Tips for the Older Adults in Your Life」
- National Institute on Aging「4 Things To Know About Depression and Older Adults」
- National Institute on Aging「Depression and Older Adults」
- 国立長寿医療研究センター「『元気のない』高齢者の見極め方について」
- 国立長寿医療研究センター「ICOPEハンドブック」


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